使徒15

使徒15、Ⅰ歴代誌28−29

「聖霊と私たちは、次の必要なことのほかには、あなたがたに、それ以上のどんな重荷も負わせないことを決めました。」使徒15:28


慣習に従って割礼を救いの条件としようとした人々に、使徒たちはいわゆるエルサレム会議ではっきりとガイドラインを示した。キリストの名のみに救いがある、と。

しかし、同じ誤りをクリスチャンは繰り返してきた。免罪符の販売もその一つである。そして、もしかすると、私たちも教会に来る人、洗礼を受けた人を、それ以上の基準でなければちゃんとしたクリスチャンでないないと誤解しているかもしれない。奉仕をしているとか、礼拝に休まないとか、献金を欠かさないとか、異言を語らないとかである。

もちろん、クリスチャンとして成長していくために様々な実践や態度の変化は大切である。しかし、最初の第一歩である救いは神からの恵みでしかないことを覚えていたい。裁きあったり自分の基準で評価したりするのではなく、神の愛と神の基準は何かを静かに思い巡らしたい。そして、不十分な信仰生活だと思える人を愛の心で励まし祈りで支え、共に成長させていただけるよう神に求めたい。