使徒6

使徒6、Ⅱ列王記17−18

「さて、ステパノは恵みと力に満ち、人々の間で大いなる不思議としるしを行っていた。」使徒6:8

食物の配給を公平に行うため選ばれた七人の一人がステパノだった。食事の世話といっても、多くの人に分配する統率力と人望の厚さ、人間関係やコミュニケーション能力が必要とされた。何より、人選に当たっては聖霊と知恵に満たされていることが条件として挙げられている。

ステパノは、12使徒のような奉仕、立場ではなかった。しかし、同じくらい重要な立場であり、神によって目覚ましく用いられた。不思議としるしを行い、とうとう捕らえられてしまうほどだった。

私の今日の奉仕や働きは、目立たない地味なものに思えるかもしれない。権威がないように思えるかもしれない。しかしステパノがそうであったように、神は見ておられ、神は必要に応じて用いられる。その確信を握り、人にではなく神に目を留めて歩みたい。