詩篇59

詩篇58−60、Ⅱ列王記22−23

「私の力よ 私はあなたを見続けます。
 神が私の砦だからです。
 私の恵みの神は 私を迎えに来てくださる。
 神は 私に敵を平然と眺めるようにしてくださる。」
   詩篇59:9−10

「見続けます」は「シャマー」というヘブル語で、「しがみつきます」というニュアンスがある。つまり、詩人は神が助けてくださるという期待と確信をもって見続けている。

後半の「神は 私を迎えに来てくださる」というのも、ぼうっと待っているのではなく、神が私の前を行かれるので、その後についていくという積極的な姿勢が表れている。

救いの恵みは一方的に与えられたものだが、日々の信仰の歩みは選択と決意、実行が迫られる。神に前を行っていただき、その後をぶれずについて行く者でありたい。