詩篇3

「私は身を横たえて眠り また目を覚ます。 主が私を支えてくださるから。」詩篇3:5

だんだんと日が長くなってきました。春が近いのを感じます。
夜明けは希望の代名詞のように使われますが、一方で不眠に悩まされ、眠れないうちに朝になってしまったと嘆く人もいます。

ダビデの状況も、不眠症に陥りそうな苦しいものでした。王権が確立するどころか、息子アブサロムが謀反を起こし、ダビデは追われる身となっていました。

しかし彼は「主よ あなたこそ 私の周りを囲む盾」(3節)と告白します。
「私は声をあげて主を呼び求める。すると 主はその聖なる山から私に答えてくださる」(4節)と、ただ主の守りにすがる姿も描かれます。

それが主の支えのうちに眠り、目を覚ますという5節へと続きます。野宿や追っ手を恐れる逃避行の中、彼が何時間眠ったのかは明らかではありません。
しかし、睡眠時間ではなく主に守られるという信仰が、彼の健康を支えたのだと思います。

祈り:神様、あれこれ気になって眠れないことがあります。夜中に目が覚めた時、主が共にいて守ってくださることを思い出させてください。不眠に悩む人たちに、あなたの臨在と深い安心感とが、今晩豊かに感じられますように。私自身もよく眠れますように。アーメン