マタイ20

マタイ20、出19−20

「最初の者たちが来て、もっと多くもらえるだろうと思ったが、彼らが受けたのも1デナリずつであった。彼らはそれを受け取ると、主人に不満をもらした。」マタイ20:10−11

朝早くから働いた人も、夕方近くに来て少しだけ働いた人も、同じ1デナリをもらった。それに対して長く働いた人たちが不公平だと不満を言うところである。
この話は、神様の気前の良さと恵みの大きさがポイントである。後から来た人にも同じだけのものを与えてくださるという気前の良いお父様が、私たちの天の神である。

もし朝から働いた人と同じ側に立って不公平だと言うなら、それは自分がとても優れてできる者だと思っているからかもしれない。
むしろ、こんな私なのに同じ恵みが与えられたという夕方ぎりぎりに来た労働者のような、へりくだった思いになりたい。クリスチャン生活が長くなり、教会に仕える責任が増えるとつい朝から働いた人のような思いになりがちである。今日もう一度自分の内側を見つめ直し、イエス様がいつも前を進んでくださるように、自分はその影に隠されるようにと祈る。