ヤコブ5

ヤコブ5、エレミヤ46−47

「あなたがたも耐え忍びなさい。心を強くしなさい。主が来られる時が近づいているからです。」ヤコブ5:8

繰り返し繰り返し、忍耐することを語っているのがこの5章である。ただ我慢せよというのではなく、忍耐する人の例が挙げられている。

10節では、主の御名によって語った預言者たちを模範にせよ、と。語っても民が繰り返し主に反逆し、涙ながらに語った預言者。預言が成就するまで長い時間がかかり、嘘つき呼ばわりされた預言者。
11節ではヨブが挙げられる。苦しみ続きで、なぜかもわからないまま苦闘するヨブ。最後には神の回復があった。

7節では、農夫の例が出されている。大地の実りを収穫するためには、初めの雨や後の雨を待たねばならなかった。10、11月が初めの雨、3、4月が後の雨の時期である。その間はじっと待つのである。

同じように、私たちも主の来られることを確信し、耐え忍ぶようにと勧められている。特に、心を強くして耐え忍ぶこと。ふらふらせず、主の御顔と御心を求め続けていくこと。Yes、Noについても祈り決断すること。確信を持ち、主にあって日々強められていくことを主は望まれている。