ヤコブ1

ヤコブ1、エレミヤ30−31

「試練に耐える人は幸いです。耐え抜いた人は、神を愛する者たちに約束された、いのちの冠を受けるからです。」ヤコブ1:12

ステパノの死後エルサレムから散らされたクリスチャンたちに向けて、ヤコブの手紙は書かれた。クリスチャンたちは各地に散らされ、そこで福音を宣べ伝えた(使徒8:2)。
行く先々で、素晴らしい宣教の広がりがあったかと思うと、厳しい迫害にさらされることもあっただろう。パウロが実際、宣教旅行で同じような状況に置かれている。

それでも、試練の中で神に信頼し続け耐えた人たちには、いのちの冠が用意されているという希望が宣言されている。実際、命を落とす人もいたが、それでも福音は広がっていった。彼らは天の故郷を目指して歩んでいたのだった。

現在も、世界のあちこちで命懸けの信仰者たちが多くいる。その具体的な人数はわからないし、どこにいるかも情報は届かない。しかし、神様には全てが明らかで、その人たちのためにいのちの冠が用意されている。
私たちも限りある人生で、どこにポイントが置かれているか、神様の招きと訓練を受け取り歩もう。