ヨハネ9

ヨハネ9、Ⅱサムエル6−8

「イエスは答えられた。『この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。この人に神のわざが現れるためです。」」ヨハネ9:3

清書学院で聖書解釈学の授業を受けたとき、ヨハネ9章のこの箇所が私の割り当ての場所だった。当時はなんの気なしにセオリー通りにレポートを書き、提出した。しかし、10年以上たって息子の障がいが分かった時、この箇所がまた自分のこととして迫ってきた。そして、当時先生が拙い解釈をとてもほめてくださったことを思い出した。
それは、まるで神様がこの箇所のみこころをしっかりと覚え、忘れないように、とあらかじめ励ましておいてくださったかのようだった。
今思うと、その先生もお子さんのことでよく祈っておられた。先生自身もここから慰めと励ましを受けておられたのでは、と思う。

そして、私たちの場合は祈っても障がいが癒やされることはなかったが、息子はとても愛すべき存在になり、私たちの生活を日々楽しいものにしてくれている。また、息子を通して教会を多くの子供たちが訪れてくれ、福音に触れるきっかけが与えられた。神の栄光、わざが現れるための様々な用いられ方があるのだと、学んでいるところである。