ヨハネ7

ヨハネ7、Ⅰサムエル記27−29

「そこで人々はイエスを捕らえようとしたが、だれもイエスに手をかける者はいなかった。イエスの時がまだ来ていなかったからである。」ヨハネ7:30

イエス様が天の父なる神のところから来られたこと、ご自身が神であることを、当時のパリサイ人や祭司長たちは信じなかった。それゆえ、イエスを殺す計画を立てた。
しかし、そうした計画にもかかわらず、神の時が来るまでは実行されることはなかった。人間の理解を超えているがーみこころにより捕らえられないようにすることももちろん可能だったのだがー神は歴史を支配しておられ、ご自身のご計画の時に状況を変え、状況を許し、状況を逆転させることのできるお方である。

人の目には悲しみ、試練のように見えることが起こってきても、神の許しと深い配慮に満ちたご計画なしには起こり得ないというのが私たちの信仰ではなかろうか。良い時だけの神様、ご利益だけの神様ではない。神の願いは、私たちがより神にすがるようになること、自分勝手な生き方をやめて神中心の人生をより歩むように変えられていくこと、そして私たちの生き方に影響されて他の人も神と出会い従うようになることである。神の御思いを、もっと深い次元で理解し信頼することができますように。