ヨハネ14

ヨハネ14、Ⅱサムエル記23−24

「わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。わたしは、世が与えるのと同じようには与えません。あなたがたは心を騒がせてはなりません。ひるんではなりません。」
ヨハネ14:27


これから十字架にかかろうとする方が、逆に弟子たちに「平安を残します」と言ってくださる。それだけでも、イエスが神であるということの証拠になりそうである。もし死刑になることを知っていたら、誰がこのような発言をすることができるだろうか。
かえって、助けて欲しいとか、これからの逃げる計画などを相談したくなるのではなかろうか。
運命を受け入れるとしても、普通は「平安を残す」とまでは言えないように思う。
イエス様はそれをなさった。この世界に、神との和解という平安と喜びを残してくださった。

もっとも、それはこの夜すぐにではなく、一連の十字架への道行き、そして死と復活を経てもたらされた朗報であった。
祈ってもすぐに聞かれない時がある。それは忍耐が試され、練られる時である。そのような時に、イエス様のこのことばに信頼し、じっと待つことができたら、希望を失わずに待つことができたら、それは素晴らしい始まりとなる。人生の新たなチャプター(章)へと主が導いてくださる時となる。