ヨハネ16

ヨハネ16、Ⅰ列王記3−5

「これらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を得るためです。世にあっては苦難があります。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ちました。」
ヨハネ16:33

聖霊様が与えられることをお話しになった後、イエス様は弟子たちを励ましてくださった。そしてこの励ましは私達への励ましでもある。聖書は生きたことばであり、今日の私の暮らし、人生にも生きて働く力を持っている。

イエス様が「勇気を出しなさい(強くありなさい)」と言われるのには根拠がある。なぜならイエス様ご自身が『すでに世に勝った」からである。
十字架の救いのわざは、世の何ものも奪うことができないし、無効にすることもできない。たとえ心が責めても、確信がなくなっても、一度信じたなら永遠に有効である。もう信仰をやめた、と思っているクリスチャンは、自分が勝手にそう思っているだけで、神の側では忘れられることがない。

もっとも、「世にあっては苦難があります」ともイエス様は言われた。様々な困難や悩み、気にかかる出来事はあっても、そこに囚われるか、あるいはそこから目を離してイエス様を見上げることができるか。病や災害があっても、それを全てご存知で、変わらず守ってくださる勝利者なるイエス様がおられる。それを信じ続けることが信仰の歩みである。