ヨハネ4
ヨハネ4、Ⅰサムエル記19−21
「彼らはその女に言った。『もう私たちは、あなたが話したことによって信じているのではありません。自分で聞いて、この方が本当に世の救い主だと分かったのです。』」ヨハネ4:42
サマリアの女性がイエス様と出会い、この方が救い主だと分かった時、彼女は黙っていなかった。「自分の水がめを置いたまま町へ行き」(28節)、人々にそのことを伝えたのだった。
伝える人がいて初めて、福音に直接ふれることができる。そして、確信が強くなればなるほど、もはや初めに伝えてくれた「人」に頼らず、神ご自身との関係に頼ることができるようになる。
自分自身の個人的な救い主である。
伝える側にとっては、相手のそうした変化は時に寂しいものかもしれない。しかし、人に頼るのではなく、神に頼るという正しい方向に変化することを心から喜ぶ者でありたい。バプテスマのヨハネが、自分は道備えであり、救い主が来られたら自分にはくつひもを解く値打ちもないと言ったような態度で。