コロサイ3

コロサイ3、箴言16−18


「キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのために、あなたがたも召されて一つのからだとなったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。」コロサイ3:15

心がキリストの平和で満たされ、支配されているというのはどれほど素晴らしいことかと思う。私などはすぐにイライラしたり不安になったりするのだが、それが体調から来ているのか、人格的な未熟さからか、あるいはその双方か、とにかく不測の事態にめっぽう弱い。
ハイベルト(Evelyn & Richard Hibbert)という人の書いた「多文化チームを率いるために( Leading Multicultural Teams)」という本がある。その中で、様々な文化や考え方のメンバーからなるチームのリーダーには、有能さ以上に人格的な成熟が大切である、と論じている(8章)。

全く惨めな私たちに、神様は試練や様々な知恵、耳の痛い言葉を通して人格を養ってくださる。それは、「あなたがたはすでに死んでいて、あなたがたのいのちは、キリストとともに神のうちに隠されている(3節)」からである。
そのために、調子の良い時から訓練をしていこう。そして、調子の悪い時にそこで学んだことを適用して乗り越えられるようにしよう。軍隊や消防、救急隊員は平時に技術の訓練をしている。だからこそ、非常事態であんなに迅速かつ的確に動くことができるのである。もう少し、自分の心を同じように見張り鍛錬しよう。