マルコ5

マルコ5、レビ19−20

「イエスはその話をそばで聞き、会堂司に言われた。『恐れないで、ただ信じていなさい。』」マルコ5:36

死は人間にとって取り返しのつかないものである。死んだ人を前にして、どうしようもない人間の無力、敗北を覚える。父が召された時も、イエス様の御元に行かれたとはわかりつつも、人間が地上の生涯を必ず終えねばならないことを再確認させられた。

会堂司の娘は病気で死んでしまった。まさに敗北、喪失であった。
しかし、そんな心をご存知でなおイエスは言われる。
「恐れないで、ただ信じていなさい」と。
そして娘は癒された。
もちろん会堂司も娘も、地上に永遠に生きたわけではない。だが、この癒しから、イエス様が死にさえも打ち勝つ力を持っておられること、やがてご自身も十字架にかかられ、死とよみの力に勝利され復活されたことがどんなに明るく、素晴らしい事実であるかをひしひしと感じるのである。