詩篇127

「主が家を建てるのでなければ 建てる者の働きはむなしい。 主が町を守るのでなければ 守る者の見張りはむなしい。」詩篇127:1

神様抜きでの業績は、頼りなく根拠のないものだと詩篇の作者は警告します。

続く2節は「あなたがたが早く起き 遅く休み 労苦の糧を食べたとしても それはむなしい。 実に 主は愛する者に眠りを与えてくださる」と言います。
どんなにあくせく働いても、忙しくしていても、神様抜きではむなしく、何のために働いているのか目的を見失いかねません。
眠る間も惜しんで働いても、なお多くの悩みや思い煩いがやってきます。
そのことを、1節では「主でなければ むなしい」と表現します。

しかし、2節後半には「実に主は 愛する者に眠りを与えてくださる」あるいは「眠っている間に、このように備えてくださる」とあります。
怠けるのではありません。最善を尽くしますが、神がそれに増して守ってくださることへの信頼が、「ゆだねる」という信仰につながります。

「こうでなければ」と自分の思いで握りしめていることはありませんか。ベストを尽くしたら、握りしめず、神の手にゆだねませんか。

祈り:神様、あなたの備えと守りに信頼することができるよう、助けてください。
義務や重荷をキリストの背に乗せ、一つ一つあなたに相談しながら、キリストと共にしていくことができますように。アーメン