詩篇123

「まことに しもべたちの目が主人の手に向けられ 
 仕える女の目が女主人の手に向けられるように 
 私たちの目は私たちの神 主に向けられています。 
 主が私たちをあわれんでくださるまで。」詩篇123:3


「あわれんでください」と言うまでもなく、神様はあわれみ深い方です。
それでも、私たちは「主よあわれんでください」と叫びます。
それは、しもべが主人を見つめ続けるように、私たちが主に信頼し続け、主のなさることに期待するためでもあります。

「あわれんでください 主よ あわれんでください。 私たちは蔑みでいっぱいです。」(3節)
状況が苦しければ苦しいほど、頼れるものは限られてきます。

エルサレムに向かいながら、巡礼者たちはどのような気持ちでこの歌を歌ったでしょうか。
日常に戻れば困難や苦労が多くあります。
それでも、今は雑事を忘れて一番大切なこと~神への礼拝~に心を定める決意を確認したことでしょう。
それはちょうど、マルタとマリアの姉妹のうち、マリアがイエス様の足元に座って聞き入った姿に重なります。

祈り:神様、私たちをあわれんでください。さまざまな心づかいのある日常で、
まずあなたの足元に座ってマリアのように声を聞きたいです。巡礼者のように心を定めて礼拝したいです。導いてください。アーメン