使徒27

「さて、穏やかな南風が吹いて来たので、人々は思いどおりになったと考え、錨を上げて、クレタの海岸に沿って航行した。」使徒27:13

11節を見ると、「百人隊長は、パウロの言うことよりも、船長や船主のほうを信用した」と書かれています。
船長や船主は普段から海のことに関わっているので、素人のパウロよりも信頼できると思ったのでしょう。

しかし、パウロの忠告を聞き入れなかったので、船は難破します。命からがらマルタの陸にたどりつく一行でした。
パウロの忠告は、祈りと聖霊の導きに基づくものでした。
百人隊長はようやくそのことに気付いたのでしょうか。
「百人隊長はパウロを助けたいと思い、彼らの(パウロを殺してしまうという)計画を制止し」た(43節)とあります。

私たちは誰の言葉に耳を傾けているでしょうか。
人の評価に頼り、神のことばを聞きそびれないようにと願います。

祈り:神様、あなたが聖霊を通して語ってくださることば、聖書のことばを聞き逃さないよう、霊の耳を開いてください。今信仰が弱っている人がいるなら、励まし導き、その霊を奮い立たせてください。アーメン