ルカ21
「これらのことが起こり始めたら、身を起こし、頭を上げなさい。あなたがたの贖いが近づいているからです。」ルカ21:28
私は子どもの頃、終末の話が怖くてたまりませんでした。一人置き去りにされ、見捨てられたらどうしようかと、その恐怖におびえました。幸い、今は黙示録が希望に満ちていることに気づき、その恐怖から脱出することができました。
一般に終末が恐ろしく感じられるのは、映画や小説で滅亡の場面が出てくるからでしょうか。苦難ばかりが強調されるからでしょうか。
たしかに、聖書には苦難が記されています。
しかし同時に、終末がキリストの再臨と栄光、歴史の完成である輝かしい時であることが約束されています。それは、信仰者の完全な贖いの時でもあります。
「しかし、あなたがたは、必ず起こるこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈っていなさい。」(36節)
とあるように、注意深く主に聞き、信仰から離れることなく過ごしているなら大丈夫です。
信仰者にとっては、恐れる必要はありません。
むしろ、終末を待ち望み、預言の成就を期待するというのが健全な姿勢です。
祈り:神様、歪んだ恐怖でなく、キリストと共にいるなら大丈夫だという平安を私たちに与えてください。「マラナタ(主よ、来てください)」と祈った初代教会の信仰者のように、キリストの再臨の素晴らしさを期待します。信仰を強め、希望をもって祈る者にしてください。アーメン