マルコ8
「しかし、イエスは振り向いて弟子たちを見ながら、ペテロを叱って言われた。『下がれ、サタン。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。』」マルコ8:33
大変厳しいイエス様のおことばです。少し前には「あなたはキリストです」というぺテロの返答を喜んでおられたのに、それとは雰囲気が違います。
それは、「神のこと」でなく「人のこと」のみ思っていることを戒められたのです。
神から目を離そうとするもの、人の思いだけで物事を運ぼうとするものは、神から出たものではありません。
ぺテロの行為を通してサタンが惑わそうとしたものの、もちろん「ぺテロ=サタン」ではありません。
私たちも同じです。人の心に働きかけ、神に喜ばれないものを広げようとする悪の力を憎むべきであって、ある人を憎むのではないということを覚えます。
もし悪の力に支配されている人がいたら、神が願われる本来の姿に帰ってくることを信じ、祈り続けたいのです。
そして、私たち自身が悪に立ち向かう武具はすでに与えられていることにも感謝します(エペソ6章)。
祈り:神様、悪の力と誘惑は巧妙です。私の力でなく、あなたの力によって立ち向かいます。今がんじがらめになっている人がキリストに出会い、御名の力と権威で解放を体験できますように。私たちはその人を主の愛でとりなし祈り続けたいです。アーメン