ガラテヤ1
「人々から出たのではなく、人間を通してでもなく、イエス・キリストと、キリストを死者の中からよみがえらせた父なる神によって、使徒とされたパウロと、」ガラテヤ1:1
ガラテヤの人々に、パウロは自分をこのように紹介し始めます。
人間の努力や重用によってでなく、ただキリストと父なる神によって、自分が使徒として召されたのだ、と。
この章を読み進めると、パウロがこれまでの自分の歩みを書いているのがわかります。
かつてはクリスチャンを迫害していたこと。
救われてもその後、アラビアの荒野で訓練され、そしてようやくエルサレムに行ったこと。
自分のことは噂でしか知られていなかったこと、などです。
パウロは人に評価されることより、福音の恵みをただ伝えることに価値を置いていました。
私たちはいろいろなしがらみの中で生きています。
自分の働きが横取りされたり、正当に評価されなかったりということもあります。
仕事だけでなく、奉仕や兄弟姉妹のかかわりの中でも同じように感じることがあるかもしれません。
しかし、神がパウロをよく知っておられ、彼でなければできない働きに召されたように、
神は私たち一人ひとりをよく知っておられ、その人でなければできない働きに召してくださっています。
私にとって、あなたにとって、それはどんなことでしょうか。
祈り:神様、私の存在に価値があると言ってくださり、ありがとうございます。
あなたが私に望まれる生き方、奉仕へと導いてください。今日もみこころに沿った一日を生きることができますように。アーメン