詩篇144
「主よ 人とは何ものなのでしょう。
あなたがこれを知っておられるとは。
人の子とはいったい何ものなのでしょう。
あなたがこれを顧みられるとは。
人は息にすぎず
その日々は影のように過ぎ去ります。」詩篇144:3~4
富士登山の季節です。多くの登山者が頂上を目指す姿は山に比べるととても小さく、蟻の行列のようにも見えます。
静岡に4年住みましたので、富士山は日常的に見えました。それでも、建物の影から急に姿が見えると、その大きさに驚いたものです。
それに比べて人は取るに足りないほどかもしれません。しかし、主はそのひとりも忘れてはおられません。私たちの日常の歩みをすべて知ってくださいます。
天を押し曲げて降りて来られ(5節)稲妻を放つ(6節)ほどの方が、私が自転車に乗るのも、買い物に行くのも、夕食を作るのも、床につくのも知っておられるのです。
今日の歩みは、主の心にかなっているでしょうか。自分の感覚や計算だけで動いていないでしょうか。どんな小さなことでも祈りに代えたブラザー・ローレンスのように、祈りを意識的にそこに置くことができたら幸いです。
祈り:神様、何よりも大きい方が、息のようにはかない私たちのことをよく知ってくださり感謝します。今日、一つ一つを祈りながらできますように。兄弟姉妹が計画している夏の旅行やレジャーも、神様に祈りながら自然の恵みを味わい、交わりを楽しむ時となりますように。アーメン