使徒8
「ピリポはサマリアの町に下って行き、人々にキリストを宣べ伝えた。」使徒8:5
使徒の働きの筆者ルカは、ピリポについて淡々と記しています。
葛藤はあったかもしれませんが、それほど肩に力が入っていた印象も受けません。
確かなことは、彼が聖霊の働きに素直に従って行動した人物であったということです。
聖霊の導きに従ってサマリアで伝道すると、
・群衆はピリポの話を聞き、彼が行っていたしるしを見て、彼が語ることに、そろって関心を抱くようになった。(6節)
・ピリポが神の国とイエス・キリストの名について宣べ伝えたことを信じて、男も女もバプテスマを受けた。(12節)
その後、
・主の使いがピリポに言った。「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」そこは荒野である。そこで、ピリポは立って出かけた。(26~27節)
荒れた場所だとわかりつつ出かけて行くと、福音が必要な人に出会いました。
・御霊がピリポに「近寄って、あの馬車と一緒に行きなさい」と言われた。 そこでピリポが走って行くと、(29~30節)
・ピリポは口を開き、この聖書の箇所から始めて、イエスの福音を彼に伝えた。(35節)
再び別の場所へ移動します。
・それからピリポはアゾトに現れた。そして、すべての町を通って福音を宣べ伝え、カイサリアに行った。(40節)
私たちはピリポほどあちこちへ移動するよう召されてはいないかもしれません。しかし、彼と同じように聖霊の語りかけを聞く者となりましょう。
祈り:神様、私の歩みが聖霊に導かれた日々とならせてください。行くところ、思いがけず出会う人、導かれている行動について、霊的に敏感であれますように。アーメン
祈り: