使徒15

「私たちは、主イエスの恵みによって救われると信じていますが、あの人たちも同じなのです。」使徒15:11


今日、教会には様々な人が集っています。生まれも育ちも、現在の環境もさまざまです。
初代教会も同じでした。
教会の中に多様性があるのは良いことです。教会の幅が広げられ、多くの人に福音を届けることができるからです。

ところが、元パリサイ派の者で信者になった人たちが立ち上がり、「異邦人にも割礼を受けさせ、モーセの律法を守るように命じるべきである」と言った(5節)のでした。
経験や過去の常識に固執し押し付けようとする時に、教会にひずみが生じます。
エルサレム教会で起こった問題は、律法はキリストが成就されたことと、福音が異邦人にも無条件の恵みとして与えられることを軽んじていました。

救われる前の宗教、前に集っていた教会、家庭でしつけられたこと、職場の常識...
それを今の教会に当てはめること、比較することはひずみを生みかねません。

エルサレム教会は、最低限の共通認識で一致しました(19節~)。
立ち返るところは、昔も今も
「私たちは、主イエスの恵みによって救われると信じていますが、あの人たちも同じなのです」ということです。

祈り:神様、私の偏狭な常識や思い込みをゆるしてください。あなたが愛され、恵みを注いで救われた教会の人たちを愛することができますように。サタンの惑わしや混乱させようとする霊から、教会をお守りください。アーメン