使徒21

「すると、パウロは答えた。『あなたがたは、泣いたり私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことも覚悟しています。』」使徒21:13

周囲の人々が聖霊によって預言し、エルサレムに行かないようパウロに勧めました。
パウロは聞き入れませんでした。
一読すると、パウロがみこころに従わなかったようにも読めます。

しかし、そうではありませんでした。
預言は正しく、エルサレムで困難にあうというのは真実でした。
そのことに焦点を合わせると、人々が行かない方がよいとすすめたのも正しいことでした。
ただ、神のみこころはもっと先まで含めたものでした。

パウロはとらえられますが、やがてそのままローマに移送されます。
ローマに行くことも、その先の神のご計画でした。
パウロはどんな形であれローマに福音を届ける、そちらに焦点を当てていました。

みこころが矛盾していると思うような時があります。
しかし、後でふり返ると神のご計画が着々となっています。

祈り:神様、あなたのご計画のすべてを知ることはできません。でも、それぞれが祈り進む時、あなたがすべてを益となさることを信じます。アーメン